2023年を振り返って。わたしたちの浄化したいこと。
「みなさま、今週もよくぞよくぞ金曜日までたどりつきました! 本当におつかれさま!」
のフレーズで始まる、コラムニストのジェーン・スーさんとフリーアナウンサーの堀井美香さんがパーソナリティを務めるTBS Podcast『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』。笑いあり涙あり。首がもげるほど頷き共感できるお二人のおしゃべりは、幅広い世代の人たちの心を掴んで離さない。
3回にわたって配信されたエピソード121、122、130でのコラボ企画では、クリンスイの浄水にちなんで、「あなたが浄化したいこと」をテーマにたくさんのお便りが寄せられた。第2弾でもテーマは同じく「浄化」。今回は番組収録が行われるTBSラジオを訪ね、2023年を振り返りながらお二人の「浄化したいこと」についてお話を聞いた。
「私の夢はクリンスイの浄水で風呂に入ることだね。全身を浄化したい」そう話すジェーン・スーさん。連載やコラム、著書の執筆、全国各地での講演にと多忙を極めるスーさんは、日々の暮らしの中で停滞した空気を気持ちよく切り替えるためにも「浄化」は欠かせないという。
「“浄化”という言葉に対して最近は特に敏感になってきていると思います。クリンスイのように不純物やカルキ臭を取り除くという、科学的な意味での“浄化”もあれば、気持ちの“浄化”もあるじゃないですか。窓を開けて空気を入れ替えたり、ちょっとお香を焚いてみたり。気持ちの変化をつけたい時に浄化したいなって思いますね。停滞しているものを取り除きたいなって。堀井さんはどう?」
「浄化したいこと……。なんでしょうね〜」と考える堀井さんに、
「よこしまな自分の心?(笑)」とスーさん。
「一時期、川の流れの動画をYouTubeで観るのがブームだったんですよ。流れる川や湖の湖面などの動画。ずっと観ていられるんです。水の流れる姿や音って、すごく癒されるんだって最近気づいたんですよね」
秋田県出身の堀井さん。中学校時代はずっと雄物川沿いを自転車で通学していたのだそう。
「その時は川になんてまったく興味がなかったけれど、この歳になると水が流れているのを見ると不思議と心が落ち着くんですよね。鴨長明『方丈記』の『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず』、いろいろと考えさせられることがありますよね。諸行無常だなと……。ちょうど先日も友人と、『昔、古典の授業で習ってよくわからなかったけど、今ならその意味がわかるよね』と話していたんですよ」
「昔から『水に流す』とか言いますもんね」そう話すスーさんも、気持ちを切り替えたい時には、シャワーを浴びたり湯船に浸かったりと、水が持つ浄化パワーを日々借りているのだそう。
今年もたくさんのメディアやイベントなど、とにかく引っ張りだこだったお二人。今年を振り返って、「2023年のうちに浄化したいこと」を伺った。
「今年は本当にドタバタな年でした。新しいことにチャレンジしてみようと思って、『これは私向きじゃないわ』とか『私がやることではない』とか決めずに、いろいろとやってみたんですけど、結果、しっちゃかめっちゃかになりまして(笑)。いい意味でね。1月、2月、3月……とひとつひとつ手繰り寄せて12月まで持ってくるのが大変でした。『あ、1月がどっか行っちゃった』とかなりながら(笑)、なんとか全部手繰り寄せてやっと12月に終えられるという感じ。まだまだ浄化しきれない、濁流の中にいるので、ギリギリ年末までになんとか帳尻を合わせていきたいですね」と、スーさん。
一方堀井さんは、テレビ局を退社後フリーアナウンサーに転身して2年目。「だんだん浄化がうまくなってきました」と話す。
「フリーになって、どんどん浄化がうまくなっている気がしますね。『これいらないかな』とか『これ浄化しとこうかな』って。なんだか潔くなってきました。仕事に関してはまだわからないけれど、自分の生活においてね。断捨離もしていますし、気持ちの中もきれいに洗い流せるようになりましたね。会社員の頃と比べて、まわりのこともあまり気にならなくなってきたかもしれない。同じような環境にいる人たちと同じ舞台にあげられるということも少なくなったし、競うこともなくなったからかもしれませんね」
そんな堀井さんの話を聞いて、スーさんからひとこと。
「真の孤高ってことですね。かっこいいね。
私も来年こそ凪のように生きていきたいですね。水に例えると……」
第2弾コラボ企画は、12月22日に配信済みのエピソード168に続き29日のエピソード169、1月26日のエピソード172と計3回。今回もお二人の「浄化」トークをお楽しみに。
TBS Podcast『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』
https://www.tbsradio.jp/ots/
最新情報はクリンスイ水の編集部Instagramアカウントで @cleansui_knows
ジェーン・スー
1973年東京都生まれ。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティ。レコード会社勤務などを経て、コラムニストに転身。2015年にエッセイ『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。『死ぬとか生きるとか父親とか』(新潮社刊)はドラマ化され話題になる。ほかに、『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』(文藝春秋)、共著に『女らしさは誰のため?』(小学館新書)などがある。
堀井美香
1972年秋田県生まれ。1995年TBSにアナウンサーとして入社。2022年3月に退社し、フリーランスアナウンサーとして活動中。現在はバラエティ番組をはじめ、さまざまなCMでもナレーションを担当するほか、「yomibasho PROJECT」として朗読会を主催。著書に『一旦、退社。50歳からの独立日記』(大和書房)、『聴きポジのススメ 会話のプロが教える聴く技術』(徳間書店)がある。