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黒を暮らしのアクセントにするデザイナー夫妻のライフスタイル。後編
水は、自分やその土地を知るバロメーター 「お水は、クリアな存在です。自分の体調を知るためにも毎日お水を飲むのはとてもいい気がするんです。舌や喉で感じる水の違いで自分の状態を確認しています」と話す美沙子さん。毎日水を飲むこ…
2024.01.10
photo / Norio Kidera
text / Hitomi Takano
edit / Akio Mitomi
デザインユニット「smbetsmb」として活動するアートディレクターの新保慶太さん・美沙子さん夫妻。2人が暮らす都内のヴィンテージマンションを訪ねた。この部屋に引っ越したのはちょうど1年ほど前。以前から他社の浄水器を使用していたけれど、大型でカートリッジの交換もひと苦労だったと話す夫妻は、引っ越しを機に「もっとコンパクトで気軽に使えるものを」と、クリンスイの蛇口直結型浄水器を選んだ。
「建物がとても古いので、当初は配管のことも少し心配で。塩素だけでなくその他の不純物まで取り除くフィルターがついているということで、クリンスイに決めました」と慶太さん。
自宅兼事務所でもあるこの部屋には、大きなダイニングテーブルやキャビネット、デスクなど丁寧にメンテナンスされた古い木製家具がバランスよく置かれている。そこに、照明やオブジェ、器などがセンス良くちりばめられたインテリア。「物を選ぶ時はなるべく相談するようにしています」と話す美沙子さん。
「仕事も一緒にしているので、選択する際の目線合わせにもなっています。もちろん合わないこともあるので、見ないふりもしますけど(笑)。自分たちの視界に入るものはなるべく相談して決めるようにしています」
心地よい温かみがありながらも洗練された雰囲気にまとまっているのは「“黒”の存在が大きい」と慶太さんは言う。
「空間が少し柔らかくなりすぎたり、何かアクセントが欲しいと思ったりした時、照明や小物でほんの少し黒を入れるとグッと空間が引き締まって、場所として成立する気がします」
「黒って、包容力があるんですよね。個人的にも好きな色です。一見強そうに見えるけれど、実はどんな色とも調和して、おおらかに包み込んでくれる色じゃないかなと思っています。逆に白は、支持体のような色。空間であれば空間を支えるものだし、紙であればそれ以外のものを支える余白となって存在していると思います」
デザインする上でも、余白である白と空間を引き締める黒は特に大切にしていると、美沙子さんは話す。
そんな新保さん夫妻に、新発売の「蛇口直結型 クリンスイMD1-BK」を試してもらった。マットな質感の黒い浄水器は、無駄を削ぎ落としたシンプルなデザイン。「これまでは白い浄水器を使っていましたが、黒に替えるとキッチンの雰囲気が締まりました」と慶太さん。
冷蔵庫など家電も黒で統一されたキッチンに、黒い浄水器は違和感なく馴染んだ。
浄水器というと、白やシルバーのイメージを持っていたという美沙子さん。
「生活をする中で、選択をするということはとても大切なことだし必要なこと。白であったり、シルバーであったり、黒であったり。バリエーションがあるということは、少し大げさかもしれないけど、とても豊かなことですよね」
最新情報はクリンスイ水の編集部Instagramアカウントで @cleansui_knows
アートディレクションやデザインを手がけるデザインユニット「smbetsmb」として、ブックデザイン、商品コンセプトやスペースの立ち上げなど総合的なデザインを行う。主な仕事に坂本龍一アナログ盤ボックスセット『Ryuichi Sakamoto 2019』、東京都庭園美術館リニューアルプロジェクト『内藤礼 信の感情』展など一連のアートディレクション・デザイン、細川亜衣『taishoji cookbook』ブックデザイン、一圃一酒の日本酒『SEN』の商品コンセプト、スペースの立ち上げなどがある。
https://www.smbetsmb.com/ Instagram @smbetsmb