2025.04.09

「ザ ロイヤルパーク キャンバス 神戸三宮」に
クリンスイウォーターを導入。前編

photo / Norio Kidera
text / Hitomi Takano
edit / Akio Mitomi

ペットボトルゼロを実現するための、大きな一歩に

2021年、神戸・三宮に開業した宿泊施設 ザ ロイヤルパーク キャンバス 神戸三宮。入り口を入るとすぐ、フロントとカフェラウンジの間に、水道直結型ウォーターサーバー「クリンスイウォーター」が設置されている。

今回は総支配人の三浦裕一郎さんを訪ね、導入までの経緯やお客さまの利用状況について話を伺った。

三浦さんがクリンスイウォーターを知ったのは、社内のサステナブル事業部から導入の打診があったことがきっかけだった。

「開業当初から、浄水器やウォーターサーバーを設置しようという動きはあったんです。ただ大きなプラボトルを上に設置するウォーターサーバーは、ゴミも出るし、入れ替えもスタッフの負担になるのではと、なかなか導入を決めきれずにいました。そんな時クリンスイウォーターを知ったんです」

水道直結型のクリンスイウォーターなら、プラゴミも出ないし、入れ替えの必要もない。また同時に給水スポットの普及活動について興味を持ったことも導入の決め手になったという。

「当ホテルは、『“FUN” “LOCAL” “CONNECT”』楽しく、その地に根差し、人とのつながりのきっかけや出会いをテーマにしています。給水スポットにすることは、ご宿泊者だけでなく一般のお客さまも気軽に入りやすい場所にしたいという思いにも合致していますし、幸運にも入り口に設置できたこともそれを後押ししてくれました」

水道直結が条件のため設置場所が制限されてしまうクリンスイウォーターだが、カフェラウンジのレジ横にショーケースがあり、裏の製氷機から分岐することができた。

ホテルグループでは、ザ ロイヤルパーク キャンバス 神戸三宮が初めての導入。もともと客室にはペットボトルが置かれていて、ジムにはウォーターサーバーを設置している。「本当に必要なのか?」と、設置が実現するまで社内からはネガティブな意見もあった。

「前例がないことなので調整には時間がかかりましたが、SDGsの意識が高いミレニアム世代やZ世代をターゲットにしているホテルなので、積極的にペットボトルをなくそうという取り組みを実現したかったんです。まだまだゼロにするには課題が残っていますが、クリンスイの導入は大事な第一歩になったと思っています」

現在はペットボトルの水は部屋には置かず、希望者のみフロントでお渡しするというシステムになっている。クリンスイウォーターを利用するお客さまの姿を見る機会も増えてきているそう。

「利用量を確認したくて昨年8月から流量計を設置してもらいました。月に500mlペットボトル1,000本分以上というのがわかって、やっぱり設置してよかったと実感しています。数字が増えるのが楽しみにもなっています」

ザ ロイヤルパーク キャンバス 神戸三宮の宿泊客は海外の方も多く、マイボトルや水に対する意識が高いと感じているという三浦さん。

「自然にマイボトルを取り出して水を汲んで、出かけていくというシーンを見かけます。またお子さまのミルクを作っている姿も。お湯も出るのでわざわざ沸かさなくていいし、部屋のポットを使うことに抵抗がある方もこれなら安心して利用できるようです。一方で、給水スポットであることの周知は今後の課題でもあります」


最新情報はクリンスイ水の編集部Instagramアカウントで @cleansui_knows

ザ ロイヤルパーク キャンバス 神戸三宮

神戸市中央区下山手通2-3-1
TEL 078 391 1110
https://www.royalparkhotels.co.jp/canvas/kobesannomiya/

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