2022.04.27

西島豊造さんの
新米ワークショップ

photo / Norio Kidera
edit & text / Akio Mitomi

日本米穀商連合会の「五ツ星お米マイスター」としてメディアにたびたび登場するかたわら、全国を飛び回り各地でお米のブランディングを手がけてきた西島豊造さんを迎えて、2021年12月に三重・多気町の商業リゾート施設VISON(ヴィソン)内のクリンスイハウスで、「西島豊造さんの新米ワークショップ」が開催された。

ワークショップ用のご飯はカラフルな羽釜土鍋best potで炊飯。

このワークショップでは、参加者にテイスティングしてもらうご飯を、三重県四日市の伝統的工芸品である萬古焼と金属のふたを組み合わせた羽釜土鍋best potを使って炊飯。炊き方は前回と同じで、和食のためのクリンスイ JP407-R(お米用)の浄水を使用した。

ツヤツヤで粒立ちのいいご飯が炊けました。

今回選ばれたお米は西島さんおすすめの5種類。北海道のゆめぴりか、秋田県のサキホコレ、新潟県の新之助、福井県のいちほまれ、そしてVISONがある三重県の結びの神。それぞれ違う香りや食感、粘りや甘みを参加者に体感してもらうのがワークショップの狙いだ。

ワークショップ参加者のために用意された5種類のお米。
西島さんオリジナルの食味チャート。毎年の作柄によりアップデートされる。

5種類のお米と食味チャートを配られた参加者は、試食しているのがどのお米か考えながら、違いを確かめる。ときおり西島さんから「どんな食感ですか?」「甘みはありますか?」と、テイスティングのヒントになるような言葉をかけられる。正解が印刷されたマットを確認して、思わずうなずく参加者が何人も見られた。

奥井海生堂のだし汁やおぼろ昆布、かずのこ昆布も一緒に提供された。
参加者は約100人と盛況。西島さんは絶えず声をかけてお米の味わい方を伝えた。

クリンスイハウスでは、水や食にまつわるテーマで、今後もさまざまなワークショップを開催していく予定だ。

にしじまとよぞう

1962年東京生まれ。北里大学獣医畜産学部畜産土木工学科卒業後、北海道で農業土木コンサルタントに。1988年より家業の米店「スズノブ」代表。2004年、五ツ星お米マイスターに認定。米に関する膨大な知識を生かし、独自プロジェクト「Suzunobu Project Rice」を立ち上げ、産地の特徴を生かした地域ブランド米作りや地域活性化に携わる。2016年、和食のためのクリンスイ JP407-R(お米用)の開発に協力、監修。

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