家族や友人が集まる場所。みんなが使いやすいキッチンに
クリンスイの浄水器を使い始めて、なんと 20年以上。
「21年前、初めて夫婦で購入したマンションにクリンスイの浄水器がビルトインされていたんです。以来、浄水器の良さに目覚めて引っ越すたびに自分でも設置していました」
そう話すのは、インテリア設計事務所「日日と(にちにちと)」でプランナーとして活躍する会津亜紀さん。神奈川県・鎌倉で夫と2人の子どもたちと暮らすこの家では、アンダーシンクタイプ複合水栓を使っている。
「ここでは最初ポット型浄水器を使っていたのですが、家族が多いと使いたい時に浄水がない! ということもしばしば。もう1つポット型浄水器を買う案もあったけれど、やっぱりビルトイン浄水器を設置することにしました」
日常の飲み物や料理はもちろん、サッカー部、テニス部と部活動に励む子どもたちの水筒用にもたくさんの浄水を使うという会津さん家族。
「大きな水筒用に、毎朝ポット型で大量の浄水を作るのは結構大変でした。朝、ポットに水を入れるのは娘の担当。朝はバタバタして1分1秒を争うので、ビルトイン浄水器に替えたことで、『すごく楽になった』と喜んでいます」
以前は水道水と浄水が同時に使えるよう専用水栓を設置したこともあったけれど、水栓が2つ並ぶより複合水栓の方がスペースを取らず見た目もすっきりとしていて気に入っているという。
「目に映る景色も気持ちがいいですね。掃除もしやすいので助かっているし、水栓の美しい曲線も気に入っています。シャワーの切り替えも先端を回すだけで簡単だし、浄水でもシャワーが使えるので、料理中に少量の水を入れる時にも便利なんです」
主婦としてプランナーとして、心地よい暮らしについて日々考える会津さん。自然光がたっぷりと降り注ぐ気持ちの良いキッチンは、家の中でも特に会津さんの思いや工夫が詰まっている場所だ。
「家族や友人たち、誰でも使いやすいキッチンを目指しました。我が家では家族みんなが料理をするし、ホームパーティーでは準備中に友人たちは作業台でお酒を飲んだり、肴をつまんだり。お皿やグラスもどこにあるか把握してくれているので各々楽しんでくれていて。自然と人が集まるキッチンになりました」
シンクと作業台、収納棚が一体になった大きなアイランド型キッチンは動線を考え抜いてガスコンロに対して垂直に設置。あえて見せることを選んだオープンシェルフは、使い勝手が良いだけでなく風通しが良いというメリットも。湿気の多い鎌倉という土地にも合っていた。そして思い切って吊り戸棚は取り付けなかったことで圧迫感がなく、空間にもゆとりが生まれた。以前は上から吊るしていたという鍋やフライパンなどの調理器具も、ここではアイランド型キッチンの裏側に吊るして収納した。
「オープンシェルフは、ごちゃごちゃと見えてしまわないか心配でしたが、見えてしまうからこそ、器などはこれまで以上にお気に入りだけを選ぶように。逆に“扉を開ける”というワンアクションがないだけで、思った以上に使い勝手が良くなりました。何より全部隠してしまわない方が、この家の雰囲気にも合っている気がして」
自身の経験を通して本当に良いと思ったものを提案したい。そう願う会津さんにとってここは、より美しく豊かに感じられる暮らし方を探る実験場所にもなっているという。
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