Q. 水道水の硬度は地域で違うの?
A. 海外は硬水が多く日本は軟水といわれていますが、欧米のように石灰質の地域を長い時間かけて通ってくる水の硬度は高く、日本のように地中での滞留時間や河川延長が短い場合、硬度は低めになります。
Q. 和食には軟水が合うの?
A. 関東は硬度が高いため醤油の食文化、関西は硬度が低いため出汁の食文化といわれていますが、実際に1都3県は50~80mg/L、近畿地方は40mg/L台が多いです。また近畿地方よりさらに軟水の地域も、全国に散らばっています。なお硬水が多い国や地域で和食を提供するシェフのため、クリンスイでは硬度を減らす浄水器を海外でも販売し、世界のシェフに愛用されています。
*Mayumi Hori*, Katsumi Shozugawa, Kenji Sugimori, Yuichiro Watanabe. “A survey of monitoring tap water hardness in Japan and its distribution patterns”. Scientific Report. 29 June 2021,
https://www.nature.com/articles/s41598-021-92949-8 ,(Accessed 5 February 2024)を元に弊社作成。
水の硬度について詳しくはこちらの東京都水道局のホームページをご覧ください。
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/suigen/topic/02.html
日本全国水道水の硬度分布について詳しくはこちらの東京大学 大学院総合文化研究所・教養学部の発表資料をご覧ください。
https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/topics/files/20210629watanabe_horisoubun01.pdf
軟水と硬水の違いについて詳しくはこちらのJOURNAL記事をご覧ください。
みずはかせ
1997年より三菱ケミカル愛知研究所でクリンスイ製品の開発・評価・研究開発に携わる。フォークリフト運転免許と華道正教授の免許を持つ。