2023.10.04

TO UNITED ARROWS主催のイベントで
「水会議 Vol.3 - 水から未来を考える -」を開催。

photo / Norio Kidera
text / Hitomi Takano
edit / Akio Mitomi

洋服づくりと水の関係について、改めて考える時間に。

2023年9月9日(土)、東京・青山で行われた「TO UNITED ARROWS」主催のイベント”1 DAY POP UP”にて、トークイベント「水会議 Vol.3 – 水から未来を考える -」を開催した。

ゲストにアクティビスト・eriさんと『TO UNITED ARROWS』のディレクターの浅子智美さんを迎え、普段の飲み水だけでなく、洋服づくりと水の関係についても知ってもらう機会となった。

「水会議 Vol.2 – 水から未来を考える -」に参加して以来、水からつながる環境問題に興味を持つようになったという浅子さん。「水はいつでも水道の蛇口から出てくるし、ペットボトルのミネラルウォーターを自販機で買える。意識しないと何気なく飲んでいるもの。普段口にしている水をきっかけに私たちが直面している環境問題などについて考えるきっかけになってほしい」トークイベント開催の動機について、そう語った。

今回も水道水とクリンスイの浄水の飲み比べを実施。水の違いを感じていただきながら、「水道水がそのまま飲める国はいくつ?」「水道水とミネラルウォーターでは、水質基準が厳しいのはどっち?」など、クイズ形式で水にまつわる知識をクリンスイ水博士が解説した。

今回はファッションブランド主催のイベントということもあり、長年洋服づくりに携わってきたeriさんからは、原料栽培やプリントなど洋服づくりの過程でどれだけたくさんの水が使われているのか、細かい洋服の繊維である「マイクロファイバー」が1回の洗濯でどれだけ排出されているのか、また製造業としてビジネスと環境配慮を両立する難しさなどについても話してくれた。

そして「マイクロファイバー」の排出をできるだけ減らすためには、「麻や竹のような天然素材を選ぶこと、洗濯の回数を減らすこと、専用の洗濯ネットを使用すること」と、すぐに取り入れられるアクションもシェア。

「クリンスイと出会って、水がいかに私たちの暮らしと密接に関わっているのか知ることができました」と語るeriさんのように、身近すぎて気づかなかった水について、このトークイベントを通して少しでも見つめ直すきっかけになってくれたなら嬉しい。

Cleansui × TO UNITED ARROWS
『水会議 Vol.3 – 水から未来を考える -』

最新情報はクリンスイ水の編集部Instagramアカウントで @cleansui_knows


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えり

DEPT Company 代表。1983年NY生まれ東京育ち。2004年に自身のブランド「mother」を立ち上げ、2015年には父親が設立したヴィンテージショップ「DEPT」を再スタート。アパレル会社経営・プロダクトのデザイン・古着のバイイング / 販売を通して、繊維産業、地球の環境課題、気候危機に対してどうアプローチできるかを模索中。またアクティビストとしてあらゆる社会問題に関心を寄せ、またそれをどう市民が課題解決のためにアクションできるのかを考えシェアし、さまざまなプロジェクトを立ち上げ運営に携わっている。
<主なプロジェクト>
– 日本の CO2 削減目標 (NDC) の 62% 以上引き上げと原発石炭ゼロを求めたプロジェクト『Peaceful climate strike』
– 政治の問題をより身近に感じ、楽しく学べるプロジェクト『クイズ!この国の問題が問題』
– ファッションの在り方を生活者と共に考え学んでいくプロジェクト『HONEST CLOSET(オネストクローゼット)』
– 有志のメンバーと2021年の衆院選をきっかけに国政政党の政策を市民の質問によって比較するプロジェクト『みんなの未来を選ぶためのチェックリスト』など。
Instagram: @e_r_i_e_r_i

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