まずは毎日の暮らしから。環境に配慮した「生活クラブ鎌倉デポー」の取り組み。
国産·無添加·減農薬にこだわった生協の食材宅配「生活クラブ」。安心できる食材を取り扱うだけでなく、「サステイナブル(持続可能)な生活」を選び、消費者と生産者が「生活する者」として手をとりあい、食べもの、エネルギー、たすけあい·福祉のしくみを自給·循環させることを目指している。
その一環として、昨年秋よりクリンスイウォーターを設置し、mymizuスポットになった実店舗の「生活クラブ鎌倉デポー」。クリンスイウォーターの導入の経緯や取り組みについて、店舗業務の全般を請け負う労働者協同組合ワーカーズコレクティブ デポット 鎌倉ブランチ理事·関根澄子さんと湘南生活クラブ生協鎌倉デポー運営委員会委員長·小島淳子さんに話を伺った。
「生活クラブ鎌倉デポー」では、「生活クラブ」で発行している“協同組合による生活者の新聞”月刊『生活と自治』で紹介されたmymizuについての記事が導入の決め手になった。「マイボトルで起こす、イノベーション」というタイトルで紹介された、mymizuの考え方や取り組みに共感したという。
設置されて、約半年。「今夏は猛暑なこともあり、利用したいというお客さまも増えました。ただ紙コップなどを設置していないので、『次回はマイボトルを持ってきて、ぜひ利用してくださいね』とお声がけしています」と関根さん。
運営委員会で作成している生活クラブ鎌倉デポーの広報紙にも掲載し、無料給水スポットとしてクリンスイウォーターを設置していることを紹介するとともに、マイボトルの利用を呼びかけた。
「記事を書くために、『生活と自治』の記事を読んで感動しました。すごくいい活動だなと思います。これならぜひみなさんに知っていただきたいし、利用して欲しいですね」と委員長の小島さん。
一方で、紙コップなどの設置がないため、喉が渇いて水が飲みたいという子どもたちに対応できないことも課題に感じているそう。
「常時紙コップなどを置いてしまうと、取り組みの意味が薄れてしまうし、コストもかかってゴミも出る。学校で、マイボトルを持ち歩こうね、地域にはこういうスポットがあるよと呼びかけてもらえるといいですね。mymizuのマップを見ると鎌倉地区はまだまだ少ないので、地域の方にももっと無料給水スポットとして認知されるといいと思います」
もともと、環境に配慮したさまざまな取り組みを行っている生活クラブ。店の一角には、びんや卵ケースなどの回収コーナーが設置されている。
「リデュース(減らす)」「リユース(再使用)」「リサイクル(再利用)」の3つのRを基本に、プラスチック容器や包装を再生原料に切り替えたり、繰り返し使用できるリユースびんの利用を促進したりと、環境負荷を減らすために、毎日の生活でできるだけごみを出さない暮らし方を提案。
組合員でビーチクリーンを行ったり、石鹸の量り売りを実施する店舗があったりと、社内外の意識を変えるための取り組みが盛んだ。
そして近年力を入れている再生可能エネルギー「生活クラブでんき」では、電気のスイッチングも呼びかけている。2023年4月以降に契約した先着150名に、加入特典としてマイボトルをプレゼントしているのだそう。
「マイボトルの取り組みがどんどん広がればいいと思います」。ワーカーズ代表の関根さんも、まずはスタッフや関係者が行動に移すことが大事だと話す。
「ワーカーズはみんなマイボトルを持っているので、毎回利用しています。まずは私たちから実践して、徐々に広まっていくといいですよね」
なお、この記事はmymizuとの共同企画によるもので、mymizuのブログにも同時掲載されている。
https://www.mymizu.co/blog-ja/refill-action-cleansui-seikatsuclub
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生活クラブ鎌倉デポー
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