
水を飲むメリットは4つ!
日常的に飲む方法や注意点も解説
水分補給の重要性は広く知られていますが、水を飲むメリットについては知っていますか?お茶やコーヒーは飲むけれど、水は飲まない方も多いのではないでしょうか。
適量の水を飲むことは、健康や美容に良い影響があります。今回は水を飲む4つのメリットと、無理なく日常的に飲む方法や注意点について解説します。
水を飲むと期待できる4つのメリット

水を飲むと期待できるメリットは4つあります。健康や美容に関心があるなら、ぜひ知っておきましょう。
体温・基礎代謝アップ
水を飲むと、体温・基礎代謝アップが期待できます。血液がスムーズに流れ、体に必要な酸素や栄養素を素早く届けられるようになるからです。
血液の流れが良くなれば、細胞が活性化してエネルギーを生み出すスピードが上がり、基礎代謝が高まります。基礎代謝が上がれば体温も上昇し、冷えの改善につながる可能性もあります。
体温や基礎代謝をアップさせたいなら、ぜひ水を飲みましょう。ただし冷たい水は体を冷やすため、常温の水がおすすめです。
便秘やむくみの解消につながる
水を飲むと血行が良くなり、老廃物が排出されやすくなります。そのため、便秘やむくみに悩んでいる方にもおすすめです。
水分が足りないと、便が出にくくなります。便秘で悩んでいる方は、起床後にコップ1杯の水を飲むようにすると良いでしょう。胃が空っぽの状態で水を飲むことで、腸のぜん動運動を促す効果が期待できます。
また、むくみは余分な水分が体にたまった状態です。血液の流れが良くなれば、余分な水分も排出されやすくなります。合わせてストレッチなどの軽い運動をすると、さらに効果的です。
早食いを防いだり、食欲を抑えたりできる
水を飲むことは、早食いを防ぐのに効果的です。食事中に水を飲むと、食事のペースがゆっくりになります。
また、食べ過ぎの防止にも役立ちます。おなかが空いて我慢できないときは、ゆっくり水を飲んでみましょう。空腹感が和らぐのを感じるはずです。
肌のうるおいを保つ効果も
肌の乾燥やくすみ、ごわつき、ハリのなさが気になる場合も、水を飲むことを意識してみましょう。
実は化粧品で保湿できるのは肌の表面だけで、肌細胞そのものに水分を与えることはできません。肌のうるおいを保つには、水を飲んで体の内側から水分補給をする必要があります。
また、水分不足の状態では肌に必要な栄養素が届かず、肌のターンオーバーが乱れてしまいます。肌を美しく良い状態に保つには水が不可欠なのです。
水を飲むなら水道直結型のウォーターサーバーや浄水器が便利

水を飲むことを習慣化するためには、おいしい水が手軽に飲める、水道直結型のウォーターサーバーや浄水器があると便利です。
いつでも手軽に、おいしい水が飲める
水道直結型のウォーターサーバーや浄水器があると、いつでも手軽においしい水が飲めます。
内蔵された浄水カートリッジが自宅の水道水をろ過して、水をまろやかにしてくれます。水道水の味が苦手な方でも、飲みやすくなるでしょう。
冷水・温水が出て、気分や用途に合わせて使い分けられるものもあります。
ボトルの交換が不要で、コストも抑えられる
使うときの手間とコストを減らしたい方にもぴったりです。
水道直結型のウォーターサーバーや浄水器は、水道水をろ過しておいしい水を作ります。ボトル水の交換・保管の手間もありません。
また、ボトル交換が必要なウォーターサーバーやペットボトルの水と比べ、月々数千円、年間だと数万円もコストが安くなる可能性があります。
水を買う手間が省けて、ゴミも減る
水道直結型のウォーターサーバーや浄水器なら、定期的に水を買う手間はなく、ゴミもほとんど出ません。ペットボトルの水を飲んだ場合に比べて、温室効果ガスを8〜9割も削減するという報告もあります。
毎日1本ずつペットボトルを購入すれば、当然ですが大量のゴミが出ます。環境問題への意識が年々高まる中、少しずつ行動を変えてみても良いかもしれません。毎日飲む水だからこそ、環境に優しい方法を選択しましょう。
水を飲むときの注意点

水は、ただ大量に飲めば良いというわけではありません。水を飲むときの注意点を解説します。
飲む量は体重1kgあたり約40mlが目安
1日に水を飲む量は、体重1kgあたり約40mlが目安です。たとえば体重50kgの方の場合、1日に必要な水分量は約2リットルとなります。
しかし、1リットル程度は食事から摂取できると言われています。そのため、まずは自分に必要な水分量を知り、そこから1リットル差し引いた量を目安に水を飲みましょう。ただし、食事を抜くと、その分の水が足りなくなります。
また、運動や肉体労働で大量の汗をかいた場合は、多めに水を飲んでください。体調が悪く食欲がないときも、水はしっかり摂るよう心がけましょう。
一気にたくさんではなく、少量を小まめに
水は一度にたくさん飲んでも、体にうまく吸収されません。水を飲むときは、少量ずつ小まめに飲むのがおすすめです。
また、入浴中や就寝中は汗をかいて体の水分が失われます。入浴後や起床後、コップ1杯の水を飲む習慣をつけると良いでしょう。
お茶やコーヒー、お酒は水を飲んだことにならない
水以外の飲みものを飲んでも、水分補給をしたことにはなりません。たとえばお茶やコーヒーに含まれるカフェインは、体内の水分を尿として排出する働きがあります。お酒も同様です。水分が体外に排出されやすくなると、かえって水分不足になるおそれがあります。
体への水分補給は、何も入っていない水が適しています。お茶やコーヒー、お酒はほどほどにして、水を飲むようにしましょう。
フルーツウォーターや水ゼリーもおすすめ

水をそのまま飲むことが難しいなら、飲みやすくアレンジしてみましょう。フルーツを水に入れて「フルーツウォーター」にすると、さわやかな風味が出て飲みやすくなります。ハーブやスパイスを入れて風味を変えるのもおすすめです。
また、水をゼリー状に固めた「水ゼリー」を作るのも良いでしょう。お好みのシロップを加えると、おいしく食べられます。
日常的に水を飲んで、さまざまなメリットを体感しよう
水を飲むことには多くのメリットがあります。自分に必要な水分量を知り、少量ずつ小まめに飲むのがおすすめです。そのまま飲むのが難しいと感じたら、フルーツウォーターや水ゼリーといったアレンジレシピも試してみてください。

【監修者】 医療法人社団育生会「私のクリニック目白」理事長・院長
1988年、日本大学医学部卒。医学博士、皮膚科認定専門医、国際中医薬膳師。東京医科大学病院、同大学八王子医療センター皮膚科学教室を経て、2003年10月に『私のクリニック目白』を開業。院長として診療にあたる。民間としては日本で初めて、複数の女性専門外来を有するクリニックとなる。時間をかけて話を聞く診療に定評があり、テレビ、ラジオ、雑誌にて健康相談コーナーなど、多数出演。女性専門医療の第一線で活躍中。