
ウォーターサーバーの選び方!
ワンウェイとリターナブルボトルの違い
「ウォーターサーバーを導入したいけれど、どれが良いのかわからない」という悩みはありませんか?さまざまなメーカーから発売されているウォーターサーバーは種類が豊富で、1つに絞るのは簡単ではありません。適当に選んでしまうと、使いにくさやコスト面などが目立ち、後悔する可能性もあります。
そこで本記事では、自分に合うウォーターサーバーを見つけられるよう、選ぶときのポイントをご紹介します。また、「ワンウェイ」と「リターナブル」の違いも解説するので、あわせてチェックしてみてください。
ウォーターサーバーを導入するメリットとは?
ウォーターサーバーには、次のようなメリットがあります。
- おいしい天然水やRO水が飲める
- 冷水・温水がいつでもすぐに出せる
- 水の買い出しが不要になる
- ペットボトルのごみが減る
- 冷蔵庫に水を保管する必要がなくなる
- コーヒーやお茶が手軽に作れる
- 赤ちゃんのミルク作りが楽になる
- 水分補給を習慣化できる
- 災害時の備蓄水として活用できる
- インテリアにもなる
生活を豊かにするメリットばかりで、どれも魅力的です。ウォーターサーバーを導入すると月額費用やメンテナンスなどが必要になりますが、それ以上のメリットが期待できるでしょう。
ウォーターサーバーの選び方9つのポイント!

ウォーターサーバーにはさまざまなものがあります。選ぶときは以下のポイントを押さえておきましょう。
- かかるコストで選ぶ
- 使いやすさ・機能で選ぶ
- ボトルの設置箇所で選ぶ
- サイズやデザイン・置き場所で選ぶ
- 宅配ボトルタイプと水道水タイプで選ぶ
- 給水口の高さで選ぶ
- 操作方法で選ぶ
- 水の種類で選ぶ
- メンテナンス方法で選ぶ
1.かかるコストで選ぶ
月々にかかる費用の内訳は「ウォーターサーバーのレンタル料」「水代」「配達料」「電気代」の4つです。メーカーによっては、レンタル料が無料だったり、配達料が水代に含まれていたりする場合があります。そのため、コストを見る際にはレンタル料と配達料が有料かどうかチェックすることがポイントです。また、電気代においては、省エネモードが搭載されているウォーターサーバーなら、通常よりも安く抑えられます。
ほかにも、業者によっては「メンテナンス料」と「サポート料」が発生する場合があります。月々の費用が安くてもこれらが高ければ、その分負担が増えるでしょう。毎月発生する費用ではないので見落としやすいですが、必ず確認しておきたいポイントです。
さらに、注文ノルマがある場合は「休止手数料」、万が一解約することも考えて「解約金」「退会手数料」なども確認しておきましょう。トータルの費用を計算し、無理なく続けられるウォーターサーバーを選ぶことが大切です。
2.使いやすさ・機能で選ぶ
毎日使うことを考えると、使いやすさと機能も外せないポイントです。例えば、給水口の高さはちょうどよいか、水のボトル交換はしやすいかなど、実際に使うことを想像しながら選んでみてください。
また、赤ちゃんや子どものいる家庭では「チャイルドロック機能」が付いているか、必ず確認しておきましょう。チャイルドロック機能が搭載されていれば、子どもが誤って給水口に触れても、お湯が出るのを防げるので火傷するリスクが回避できます。
さらに、温水だけでなく冷水にもチャイルドロック機能があると、子どもが遊んで水が出しっぱなしになる心配がありません。冷水と温水、両方に付いているウォーターサーバーがおすすめです。
3.ボトルの設置箇所で選ぶ
ウォーターサーバーの水はボトルやパックに入っているので、空になったら交換する必要があります。ボトルの設置箇所は「上置きタイプ」と「下置きタイプ」があり、どちらを選ぶかによって使い勝手が変わります。
ボトルの設置箇所 | 上置きタイプ | 下置きタイプ |
メリット | ・停電時にも水を注げる ・水の減り方が見える | ・水を交換するときに持ち上げる必要がない |
デメリット | ・水の交換が大変 | ・上置きタイプよりも水のセット方法が複雑 ・停電時には使用できない |
こんな人におすすめ | ・災害に備えたい人 ・交換のタイミングを見逃したくない人 | ・女性や高齢者など |
上置きタイプは重力の力で水がタンク内に注入されるので、停電しても冷水はそのまま使用できます。一方、下置きタイプはウォーターサーバーの下部に水を設置し、内蔵されたポンプで吸い上げてタンク内に注入されます。そのため、停電すると使用できません。ただし、ボトルを持ち上げる必要がないため、水の交換が楽です。
4.サイズやデザイン・置き場所で選ぶ
ウォーターサーバーには、さまざまなサイズやデザインがあります。置き場所のスペースや雰囲気に合わせて選ぶのもポイントです。
例えば、ウォーターサーバーを置くスペースがない場合、棚やテーブルに設置する「卓上タイプ」を選ぶと、置き場所に困りません。逆に、棚やテーブルに置くスペースがない場合は、床に直接置く「床置きタイプ」を選ぶと良いでしょう。
また、デザインにこだわるのもおすすめです。シンプルなものからおしゃれなものまで、見た目にも配慮しているウォーターサーバーがたくさんあります。部屋の雰囲気を損ないたくない人は、機能だけでなくデザインも考慮するとより満足度が上がるでしょう。
5.宅配ボトルタイプと水道水タイプで選ぶ
ウォーターサーバーといえば、水が入ったボトルを宅配してもらう「宅配ボトルタイプ」が一般的です。これとは別に、水道水をろ過する「浄水型ウォーターサーバー(水道水タイプ)」も、近年人気が高まりつつあります。
浄水型ウォーターサーバーは自宅の水道水を使用するため、水が入ったボトル代が不要となります。かかる料金は本体のレンタル料のみです。水の消費量が多い家庭ほどお得であるとともに、ボトルの注文ノルマを気にしなくて良いため、水の消費量が少ない家庭にも適しています。また、水の宅配がなくなり、ボトルの受け取りや交換の手間が省けるところもメリットです。
水道水タイプには、自分でタンクに補充するタイプと、水道直結型があります。水道直結型は水道に直接取りけられるので、簡単に水の補充することが可能です。ただし、初期費用がかかるうえにサーバーの置き場所が限定されやすいので、その辺りが気になる人は自分でタンクに補充するタイプがおすすめですよ。
6.給水口の高さで選ぶ
給水口が腰よりも低い位置にあると、かがんで注がなければなりません。給水するたびに一つの動作が加わるため、面倒に感じてしまう恐れがあり、背が高い人ほど不便に感じやすいでしょう。使いやすさを考慮し、給水口は腰よりも高い位置にあるウォーターサーバーがおすすめです。
ただし、子どもが自分で水をくめる環境を作りたい場合は、給水口が高くなり過ぎないようにしましょう。
7.操作方法で選ぶ
ウォーターサーバーの操作方法は、主に「ボタン式」「レバー式」「つまみ(コック)式」の3種類があります。
ボタン式は、ボタンを押している間に水が出て、放すと止まるという仕組みの方法です。ウォーターサーバーによってはタッチパネル式のものもあり、スタイリッシュなデザインは内観を損ないたくない人に適しています。
レバー式は、コップなどの容器をレバーに押し当てて水を出す方法です。ウォーターサーバーによっては、レバーを引くタイプのものもあります。操作時に電力を要さないため、停電しても使えるところが魅力です。
つまみ(コック)式は、つまみを上または下に倒しながら水を出します。操作にはコツがいるため、小さな子どもが簡単に水を出せないようになっているのが特徴です。レバー式と同様、電力を使わずに水が出せるので、停電時も使用できます。
8.水の種類で選ぶ
ボトル式ウォーターサーバーを選ぶうえで外せないポイントが、水の種類です。水には、特定の水源を原水とした「天然水」と、水道水などをROフィルターでろ過して不純物を完全除去した「RO水」の2種類があります。どちらを選ぶかによって味やコストが変わるので、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
天然水は、自然のミネラル成分を逃さないために、不純物を取り除くろ過が必要最低限に抑えられているのが特徴で、天然由来のものを好む人におすすめです。水に含まれるミネラル(ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなど)の含有量は採水地によって異なるため、水の味に違いが出やすくなっています。
一方のRO水は、水道水や地下水などをRO膜(逆浸透膜)と呼ばれる特殊なフィルターを通し、塩素や重金属類、ごく微小な放射性物質などの不純物を完全除去した、限りなく純水に近い水のことです。水のおいしさに関係するミネラルがあとから添加されたものが、ウォーターサーバー用の水として流通しています。不純物がしっかり取り除かれているRO水は、赤ちゃんも飲めるほどの高い安全性が魅力です。
9.メンテナンス方法で選ぶ
衛生面により気をつけたい人は、プロのメンテナンスが受けられるウォーターサーバーを選ぶのがおすすめです。飲料水を保管するウォーターサーバーは、定期的にメンテナンスすることで、良い衛生状態を保ちやすくなります。メンテナンス付きのメーカーなら、安心して利用できるでしょう。
定期メンテナンスに関しては、一般社団法人日本宅配水&サーバー協会(JDSA)でも推奨しています。メンテナンスの有無もチェックしておきたいポイントです。
参考:一般社団法人日本宅配水&サーバー協会(JDSA)|サーバーメンテナンス
ワンウェイボトル方式とリターナブルボトル方式の違い

ウォーターサーバーは、ボトルの処分方法によって「ワンウェイボトル方式」と
「リターナブルボトル方式」の2つに分けられます。
・ワンウェイボトル方式
水が届く→飲み切り、ボトルが空になる→自分で処分する→新しいボトルが届く
・リターナブルボトル方式
水が届く→飲み切り、ボトルが空になる→業者がボトルを回収する→再利用のボトルが届く
ワンウェイボトル方式とは?
ワンウェイボトル方式は、水が無くなった空ボトルを自分で処理し、次の水は、新しいボトルに入れて届けられるシステムのことです。ワンウェイ(One way)は英語で、「一方向」「片道の」という意味であり、一度使ったボトルは再利用せずに処分されるのが特徴です。
リターナブルボトル方式とは?
リターナブルボトル方式は、水がなくなった空ボトルを業者が回収し、次の水は、再利用のボトルに入れて届けられるシステムです。リターナブル(Returnable)とは英語で「返却できる」という意味であり、回収したボトルは各メーカーが洗浄・除菌し、再利用します。
管理の楽さを重視するなら、ワンウェイボトル方式がおすすめ!
「空ボトルを置くスペースがない」「毎回業者に回収してもらうのが面倒」という人には、ワンウェイボトル方式がおすすめです。飲み切った後の空ボトルは自宅で処分できるので、管理がとても楽です。空ボトルを保管しておく必要がないため、置き場所にも困りません。
管理がしにくいウォーターサーバーは、使用するたびに面倒くさく感じてしまい、使用頻度が少なくなる可能性があります。ウォーターサーバーをしっかり活用するために、管理の楽さも重視すべきポイントです。
ウォーターサーバーを選ぶときの注意点
ウォーターサーバーを選ぶときは、設置・撤去時の仕組みやトラブル対応も確認しておきましょう。これらはメーカー側で率先して説明してくれない場合が多いため、見落としやすいポイントです。「知っておけば選ばなかったのに」ということのないよう、注意してください。
設置・撤去時の仕組みにおいては、メーカーのサポート体制があるところを選ぶと安心です。ウォーターサーバーの本体は20㎏を越えるものが多く、女性や高齢者では対応できないことがほとんどです。設置や撤去する際には、メーカーが責任をもって対応してくれれば困りません。
また、メーカーのサポート体制は、万が一故障などのトラブルが起きたときにも対応してくれます。サポート体制がないと、適切に対処してもらえなかったり、数日間放置されたりする可能性があります。安心して利用できる環境を整えるためにも、トラブルが起きたときの対応も確認しておくべきポイントです。
ウォーターサーバーにはデメリットもある
ここまでウォーターサーバーのメリットを紹介しましたが、デメリットもいくつかあります。
- ペットボトルや浄水器よりもコストがかかる
- ウォーターサーバーを置くスペースが必要
- リターナブルボトル方式の場合、空ボトルを保管する必要がある
- ワンウェイボトル方式の場合、ごみが増える
- 早期解約の場合、解約手数料がかかることがある
このようなデメリットが気になる場合は、浄水器を検討するのがおすすめです。浄水器ならウォーターサーバーよりも導入しやすいため、手軽においしい水を飲めます。
ウォーターサーバーに迷ったら、クリンスイがおすすめ

ウォーターサーバーがあれば、おいしい天然水やRO水が飲めたり、水の買い出しが不要になったり、生活にさまざまな好影響をもたらしてくれます。とはいえ「ウォーターサーバーを置く場所がない」「デメリットが気になる」人もいるでしょう。そのような場合は、浄水器を利用するのも方法のひとつです。
クリンスイの浄水器は業界トップレベルの浄水性能をもち、ミネラルを残しながら塩素などいらないものはしっかり除去します。安全性の高い水を提供できるので、赤ちゃんのミルクにも使用可能です。
また、タイプもさまざまで、蛇口に直接取り付ける「直結型」、水を入れるだけでおいしい水が作れる「ポット型」、そしてスタイリッシュなデザインの「ビルトイン型」があります。
クリンスイではほかにも、業務用ウォーターサーバーの取り扱いもあり、オフィスへの導入を検討している企業にもおすすめです。