Q. 近ごろ注目の白湯(さゆ)を飲みたいのですが、水道水に含まれるトリハロメタンは煮沸すれば大丈夫なの?
A. 水道水のトリハロメタンは煮沸すれば除去できるといわれていますが、供給されている水道水の原水や季節によっては、水温の上昇によりトリハロメタンの濃度が高くなる場合もあります。たとえば、夏季は水温が上がるにつれトリハロメタン濃度が低くなりますが、冬季は逆に水温が上がるとトリハロメタン濃度も上がり、もし沸騰前の白湯を飲んでしまうと、さらに濃度が高くなったトリハロメタンを摂取してしまうことになるので注意しましょう。沸騰してからも、しばらく火にかけておくことで、トリハロメタンを除去することができます*。
*美作女子大学「水道水中のトリハロメタンの煮沸除去に関する研究」結果による。
Q. 白湯の作り方はクリンスイの浄水と水道水で異なるの?
A. クリンスイの浄水を使うか水道水をそのまま使うかで、白湯の作り方は異なります。クリンスイの浄水器を通した水はトリハロメタンが除去されているので、50~60℃に温めるだけで白湯ができます。一方、水道水をそのまま使う場合は、やかんや鍋で火にかけ沸騰したら蓋を開け、空気に触れさせながら10~15分ほど煮立てます。火を止めて適温まで冷めたら白湯の出来上がり。白湯を飲むことによって基礎代謝が上がったり、デトックス効果、冷え性予防、美肌効果などメリットがたくさんあるので積極的に取り入れてみてくださいね。
みずはかせ
2021年より三菱ケミカル・クリンスイのマーケティング部で宣伝・広報に携わる。栄養士と栄養教諭の資格を持ち、病院や保育園勤務で調理や献立作り、栄養指導の経験がある。