2022.11.17

教えて水博士! #17
クリンスイの浄水で野菜の栄養を守れるの?

illustration / Ayako Kubo
edit & text / Akio Mitomi
photo / Norio Kidera

  1. 野菜を洗う時や食べるまでに、ビタミンの損失はありますか?
  2. 野菜の栄養をうまく取り入れる調理のコツは?

Q. 野菜を洗う時や食べるまでに、ビタミンの損失はありますか?

A. ビタミンは体内で十分な量が合成されるものではないので、食べ物から補う必要がある必須栄養素です。カット野菜などは、消費者が食べるまで安全に提供するために次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒されていますが、実は消毒によりビタミンCはほとんど損失されてしまいます。また野菜を水道水で洗うことでも、水道水に含まれる塩素によりビタミンCが10〜30%損失し*、煮汁に溶出することでさらに野菜に含まれる栄養素は減ってしまいます。ビタミンCや栄養素を逃がさない調理方法を選ぶことが大切です。
*星薬科大学の分析結果。今枝一男名誉教授・大沢敬子名誉教授・他の研究による


Q. 野菜の栄養をうまく取り入れる調理のコツは?

A. 野菜は旬の時季を選ぶことで、さらに栄養価が高くなるのでおすすめです。また調理されていない野菜をそのまま購入しましょう。洗う際は塩素を除去低減したクリンスイの浄水を使うことをおすすめします。調理方法は水をあまり使わない蒸し野菜などにすると、栄養価を保ちながら、野菜のうまみも凝縮されます。野菜から出た水分で出汁をとったりスープを作ると、栄養が摂れる上にとてもおいしくできます。

みずはかせ

2021年より三菱ケミカル・クリンスイのマーケティング部で宣伝・広報に携わる。栄養士と栄養教諭の資格を持ち、病院や保育園勤務で調理や献立作り、栄養指導の経験がある。

JOURNAL

クリンスイの読みもの

記事一覧