2022.08.24

一棟貸しの京町家「京の温所」で
おいしいお茶を。

photo / Norio Kidera
edit & text / Akio Mitomi

クリンスイの浄水でお茶の時間を楽しむ。

京都市内の使われていない町家をオーナーから借り受け、リノベーション後に一棟貸しの宿として提供する「京の温所(おんどころ)」。現在7軒の宿があるが、そのすべてにクリンスイのビルトインタイプ浄水器が設置されている。

その中の1軒「京の温所 釜座(かまんざ)二条」は、建築家の中村好文さんが設計とリノベーションを、ファッションブランド「ミナ ペルホネン」デザイナーの皆川明さんがインテリアを担当した、築100年以上の京町家。将来オーナーが住宅として再利用することを前提に、室内は居心地のよい空間にしつらえられている。奥庭のイヌマキの木が見下ろせる2階は眺めもよい。

京の温所の滞在客は自炊をする方が多いため、キッチンにはカトラリーや調理用具がひと通り揃う。シンクにはビルトインタイプのクリンスイ浄水器が設置され、飲料水やお茶、コーヒー、調理のための水は専用蛇口から汲むようになっている。

もう1軒は、より規模の大きな西陣織の商家を、同じく中村好文さんと皆川明さんが手掛けた「京の温所 西陣別邸」。平山元康さんの飴釉土瓶とまゆみ窯の透明釉高台湯呑みでお茶を淹れられる。使用している煎茶は宇治茶の老舗「堀井七茗園」のもの。

当初からアメニティ類や備品からプラスチック製品をなるべく減らし、リユース可能なものに切り替えるなどして環境に配慮してきた京の温所。2018年にスタートした当初は、宿泊客用の飲料水として1ℓのペットボトルを用意していたという。

2020年にオープンした「京の温所 丸太町」で初めて、“ここちよい水のある暮らしを感じてもらいたい”というクリンスイの願いに応えてビルトインタイプのクリンスイ浄水器を導入。現在は全施設に設置されており、宿泊客はおいしさで定評のある京都の水道水をよりおいしく、飲用水だけでなく料理などにも活用している。

風呂に人工炭酸泉製造装置を備える宿もあり、未来のまちづくりにつながる新しい旅を体感できるはずだ。

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京の温所

京都市中京区東洞院通御池上ル船屋町420
お問い合わせメールアドレス: kyo-ondokoro@rphs.jp
https://www.kyo-ondokoro.kyoto

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