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菓子研究家・福田里香さんの新提案 クリンスイの食べる水ゼリーのつくりかた。 前編
2022年5月の下旬、菓子研究家の福田里香さんが三重・多気町のVISON(ヴィソン)を訪れた。目的はクリンスイの浄水を使った新しいメニューの試作。
2022.06.22
「毎日1〜2リットルの水を飲むというのは難しくても、クリンスイの食べる水ゼリーなら水分が摂りやすくなります。『水って食べられるんですよ』ということをお伝えしたいですね」。そんな福田里香さんの提案から生まれたクリンスイの食べる水ゼリー。
前編では、三重・多気町のVISON(ヴィソン)にある、クリンスイハウスのキッチンで試作を行う様子をお届けした。後編では、クリンスイの浄水で作る食べる水ゼリーと、それに添える柑橘と和ハーブのコーディアル、季節の果物で作るソースの作り方を教えてもらう。
ゼリーに使用しているのは、ゼラチンでも寒天でもなく、植物性凝固剤の「アガー」。無色無臭透明なので、クリンスイの浄水本来のおいしさを味わうことができるという。また、30〜34℃程度で固まり、常温でも溶けないという利点もある。
扱いには、少しだけ注意が必要。「アガーはダマになりやすいので、先に砂糖と混ぜておくと、ダマを防ぐ効果があります。あとは、水に溶かす際、アガーを少量ずつ加えて、その都度よくかき混ぜ完全に溶かすことが大切です」と福田さん。
ゼリーが固まる間に、コーディアルを作る。コーディアルは、VISONから取り寄せた紅甘夏ジュースと和ハーブ、粗糖を煮詰めたもの。和ハーブの独特な風味と爽やかな柑橘の味わいが、水ゼリーのみずみずしさをさらに引き立ててくれる。
次に、季節の果物を使ったソースを作る。いちじくやメロン、桃、スイカなど好みの果物に、レモン果汁を加えてミキサーで攪拌すれば、フレッシュなソースができあがる。メロンは種部分も漉して、おいしい果汁を余すことなく使う。
「隠し味に、みりんを少量加えることで、味が引き締まります。甘味が足りない場合は、お好みで砂糖を加えて調整すると良いですよ」と福田さん。
色とりどりのソースをゼリーに注ぐ。スプーンですくうと、透明なゼリーにソースがにじんで混ざり合う様も美しい。心も体もみずみずしく満たしてくれる、クリンスイの食べる水ゼリーが完成した。
この7月〜8月にかけては、福田さんが提案するクリンスイの食べる水ゼリーを味わえるポップアップイベントが開催される。試作を行ったVISONにて、2日間限定で提供されるほか、本草研究所 RINNEでも10日間限定メニューとして提供。ぜひ、新感覚のクリンスイの食べる水ゼリーを体験してほしい。
Cleansuiで作る水ゼリー 4人分
柑橘と和ハーブのコーディアル 4〜5人分
季節の果物で作るソース 4人分
この夏、クリンスイの食べる水ゼリーを体験できる場を企画しています。サステイナビリティをテーマに「癒・食・知」を軸とした日本最大級の商業リゾート施設VISON内にある、クリンスイ活動拠点「クリンスイハウス」と同施設でカフェ&ショップを展開する「本草研究所 RINNE」とのコラボレーションにより福田里香さんのレシピで作るクリンスイの食べる水ゼリーを体験できるポップアップイベントを下記の日程で実施します。本草研究所 RINNEのハーブとオーガニックジュースで作る爽やかなコーディアルシロップの「食べる水」ゼリーをこの機会にお楽しみください。
日時: 2022年7月30日(土)、31日(日)
場所: クリンスイハウス@VISON
三重県多気郡多気町ヴィソン672番1 旨味14(和ヴィソンエリア)
価格: 660円(税込)
*クリンスイの食べる水ゼリー各日20個ずつの限定販売。ご希望の際は、下記Peatixより事前予約購入くださいますようお願いいたします。
日時: 2022年8月6日(土)〜15日(月)
場所: 三重県多気郡多気町ヴィソン672番1 本草研究所2
価格: 660円(税込) *上記の期間中、本草研究所 RINNEのカフェメニューに、「食べる水」ゼリーが加わります。ぜひこの機会にお試しください。
菓子研究家。福岡県生まれ。食にまつわるモノ・コトのディレクションを手掛ける。コンセプトを深く鋭く考察した唯一無二のレシピで人気に。雑誌『装苑』の長期連載コラムは23年目、『民芸お菓子』『R先生のおやつ』『新しいサラダ』『いちじく好きのためのレシピ』など著書多数。Instagramアカウントは@riccafukuda
SDGsの聖地を目指す三重・多気町の商業リゾート施設VISON(ヴィソン)。その一角にオープンした、水の知恵をコンセプトにしたパビリオンがクリンスイハウスです。
https://www.cleansui-house.com/