2022.07.27

菓子研究家・福田里香さんの新提案
クリンスイの食べる水ゼリーのつくりかた。 後編

photo / Norio Kidera
edit & text / Akio Mitomi

目に美しく、心も体も満たすクリンスイの食べる水ゼリー

「毎日1〜2リットルの水を飲むというのは難しくても、クリンスイの食べる水ゼリーなら水分が摂りやすくなります。『水って食べられるんですよ』ということをお伝えしたいですね」。そんな福田里香さんの提案から生まれたクリンスイの食べる水ゼリー。

前編では、三重・多気町のVISON(ヴィソン)にある、クリンスイハウスのキッチンで試作を行う様子をお届けした。後編では、クリンスイの浄水で作る食べる水ゼリーと、それに添える柑橘と和ハーブのコーディアル、季節の果物で作るソースの作り方を教えてもらう。

ゼリーに使用しているのは、ゼラチンでも寒天でもなく、植物性凝固剤の「アガー」。無色無臭透明なので、クリンスイの浄水本来のおいしさを味わうことができるという。また、30〜34℃程度で固まり、常温でも溶けないという利点もある。

扱いには、少しだけ注意が必要。「アガーはダマになりやすいので、先に砂糖と混ぜておくと、ダマを防ぐ効果があります。あとは、水に溶かす際、アガーを少量ずつ加えて、その都度よくかき混ぜ完全に溶かすことが大切です」と福田さん。

ゼリーが固まる間に、コーディアルを作る。コーディアルは、VISONから取り寄せた紅甘夏ジュースと和ハーブ、粗糖を煮詰めたもの。和ハーブの独特な風味と爽やかな柑橘の味わいが、水ゼリーのみずみずしさをさらに引き立ててくれる。

次に、季節の果物を使ったソースを作る。いちじくやメロン、桃、スイカなど好みの果物に、レモン果汁を加えてミキサーで攪拌すれば、フレッシュなソースができあがる。メロンは種部分も漉して、おいしい果汁を余すことなく使う。

「隠し味に、みりんを少量加えることで、味が引き締まります。甘味が足りない場合は、お好みで砂糖を加えて調整すると良いですよ」と福田さん。

色とりどりのソースをゼリーに注ぐ。スプーンですくうと、透明なゼリーにソースがにじんで混ざり合う様も美しい。心も体もみずみずしく満たしてくれる、クリンスイの食べる水ゼリーが完成した。

この7月〜8月にかけては、福田さんが提案するクリンスイの食べる水ゼリーを味わえるポップアップイベントが開催される。試作を行ったVISONにて、2日間限定で提供されるほか、本草研究所 RINNEでも10日間限定メニューとして提供。ぜひ、新感覚のクリンスイの食べる水ゼリーを体験してほしい。

Cleansuiで作る水ゼリー 4人分

  • クリンスイでろ過した浄水 750ml
  • アガー          大さじ2
  • 砂糖           大さじ3
    (透明度を保つため、グラニュー糖や上白糖の使用がおすすめ)
  1. クリンスイでろ過した浄水を鍋に注ぐ。
  2. ボウルにアガーと砂糖を入れ、小型の泡立て器やスプーンなどでよく混ぜる。
  3. 2をスプーンに1さじすくい、1の鍋にふり入れる。すぐに泡立て器でよく混ぜ、完全に溶かす。これを繰り返し、全量を水に溶かし込む。
  4. 3を中火程度の火にかける。木べらで混ぜながら加熱し、1分間沸騰させたら火からおろす。軽く混ぜながら、使用する容器の耐熱温度まで冷ます。
  5. 4を容器(ここでは180ml入るものを使用)に注ぎ、冷蔵庫で冷やし固める。

柑橘と和ハーブのコーディアル 4〜5人分

  • お好みのオレンジジュース       250ml
  • 本草研究所 RINNEオリジナル和ハーブ 1/3袋
  • りんねしゃオリジナル粗糖       80g
  1. 茶袋に入れた和ハーブと、オレンジジュース、粗糖を鍋に入れて火にかける。木べらで混ぜながら、液体が2/3弱になるまで煮詰める。茶袋の水分を軽く切って取り除く。
  2. 粗熱が取れたら完成。密封容器に移してふたをし、冷蔵庫で保存。

季節の果物で作るソース 4人分

  • 夏の果物  (例)スイカ 200g、桃 小2個、いちじく2個、メロン200g程度
  • レモン果汁 大さじ1
  • みりん   小さじ1
  1. お好みの果物をカットし、ミキサーに入れる。
  2. 1に、レモン果汁とみりんを加える。
  3. ジュース状になるまで、40秒ほど攪拌したら完成。果実に甘味が足りない場合は砂糖を足す。

クリンスイ×福田里香クリンスイの食べる水ゼリーPOP UP EVENT

この夏、クリンスイの食べる水ゼリーを体験できる場を企画しています。サステイナビリティをテーマに「癒・食・知」を軸とした日本最大級の商業リゾート施設VISON内にある、クリンスイ活動拠点「クリンスイハウス」と同施設でカフェ&ショップを展開する「本草研究所 RINNE」とのコラボレーションにより福田里香さんのレシピで作るクリンスイの食べる水ゼリーを体験できるポップアップイベントを下記の日程で実施します。本草研究所 RINNEのハーブとオーガニックジュースで作る爽やかなコーディアルシロップの「食べる水」ゼリーをこの機会にお楽しみください。

①クリンスイの食べる水ゼリーPOP UP EVENT@クリンスイハウス

日時: 2022年7月30日(土)、31日(日)
場所: クリンスイハウス@VISON
三重県多気郡多気町ヴィソン672番1 旨味14(和ヴィソンエリア)
価格: 660円(税込)

*クリンスイの食べる水ゼリー各日20個ずつの限定販売。ご希望の際は、下記Peatixより事前予約購入くださいますようお願いいたします。

②クリンスイの食べる水ゼリーPOP UP EVENT@本草研究所 RINNE

日時: 2022年8月6日(土)〜15日(月)
場所: 三重県多気郡多気町ヴィソン672番1 本草研究所2
価格: 660円(税込) *上記の期間中、本草研究所 RINNEのカフェメニューに、「食べる水」ゼリーが加わります。ぜひこの機会にお試しください。

ふくだりか

菓子研究家。福岡県生まれ。食にまつわるモノ・コトのディレクションを手掛ける。コンセプトを深く鋭く考察した唯一無二のレシピで人気に。雑誌『装苑』の長期連載コラムは23年目、『民芸お菓子』『R先生のおやつ』『新しいサラダ』『いちじく好きのためのレシピ』など著書多数。Instagramアカウントは@riccafukuda

Cleansui House

SDGsの聖地を目指す三重・多気町の商業リゾート施設VISON(ヴィソン)。その一角にオープンした、水の知恵をコンセプトにしたパビリオンがクリンスイハウスです。
https://www.cleansui-house.com/

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