クリンスイ独自の中空糸膜。

1970年代に水や血液のろ過用繊維を開発していた三菱レイヨン(現・三菱ケミカル)の工場で、ポリプロピレンの白化現象が発生。研究所で顕微鏡観察したところ、ストロー状の中空糸の壁面に無数の孔が空いていたことに着目、試作を繰り返した結果ポリプロピレンの「中空糸膜フィルター」開発に成功。排水処理や医療などの分野で採用が進み、1978年には人工肺装置にも世界で初めて採用されました。

1974年
中空糸膜の開発に成功

工場で発生したポリプロピレンの白化現象を研究所で顕微鏡観察で調べてみると、ストロー状の中空糸の壁面に無数の孔が空いていることが分かりました。そこで当時の研究員は、これを「ろ過膜」として活用できないかと考え、研究を進めました。そして開発された中空糸膜フィルターは、その後のさまざまな商品の礎となったのです。

ストロー状の中空糸(左)の壁面には、均一で細かい孔が開いており、雑菌などもしっかり除去します。

1978年
世界初の中空糸膜人工肺を開発

中空糸の白化現象からヒントを得て、中空糸膜フィルターの開発に成功した三菱レイヨン(当時)は、さまざまな業界にろ過膜として提案。その結果、排水処理分野をはじめ、最高レベルの機能性と安全性が要求される医療業界にも注目されることに。医療機器メーカーと共同で開発を進め、世界初となる中空糸膜を搭載した人工肺が採用された。その後、有機溶媒を使用せずに製造できるポリエチレン中空糸膜が開発されたことで、透析器や手洗い装置など医療用水処理事業にも本格的に進出しました。

1978年開発に成功した人工肺。1982年製品化。

ABOUT

クリンスイについて

中空糸膜について

1970年代に水や血液のろ過用繊維を開発していた三菱レイヨン(現・三菱ケミカル)の工場で、ポリプロピレンの白化現象が発生。研究所で顕微鏡観察したところ、ストロー状の中空糸の壁面に無数の孔が空いていたことに着目、試作を繰り返した結果ポリプロピレンの「中空糸膜フィルター」開発に成功。排水処理や医療などの分野で採用が進み、1978年には人工肺装置にも世界で初めて採用されました。

クリンスイの誕生

1983年、当時の三菱レイヨン社長が出張先のメキシコで水にあたったことをきっかけに、「中空糸膜フィルター」が搭載された携帯型清水器「真清水(ましみず)」が開発され、家庭用浄水器への道が開かれました。翌84年には家庭用据置型清水装置「クリンスイS」と「クリンスイD」を発売。89年にはクリンスイとして初の蛇口直結型清水器「クリンスイプチ」が爆発的にヒット、以降ラインアップを次々と拡充してきました。

デザイン受賞歴

1デザインにこだわった製品をお届けしてきたクリンスイは、国内のデザイン賞のみならず2018年〜2020年に3年連続で世界最大級のデザイン賞「Red Dot Award」を受賞。2018年は日本の伝統を取り入れたクラフトマンたちと取り組むプロジェクト「Cleansui Knows Japanese Crafts」の第一弾・信楽焼浄水器「クリンスイJP100-C」がプロダクトデザイン部門で、翌2019年はグラフィックデザイナー佐藤卓氏と2009年にプロデュースした「Cleansui」のCI計画がブランド&コミュニケーションデザイン部門で、そして2020年はプロダクトデザイナー柴田文江氏がデザインした蛇口直結型浄水器「クリンスイCSP901」が再びプロダクトデザイン部門で受賞しました。

選ばれる理由

数ある浄水器からクリンスイが選ばれる理由はいくつもあります。まず、中空糸膜フィルターが入ったクリンスイの高性能な浄水器ならJIS S 3201 家庭用浄水器試験方法に定められた除去対象17物質と、浄水器協会で定められた除去対象2物質をしっかり除去、しかも水道水に含まれる豊富なミネラルはそのまま残します。次に、使いやすく洗練された製品デザイン。そして蛇口直結型なら浄水カートリッジ1本で2リットルのペットボトル450本分の浄水ができる経済性。最後に、メーカー直販ならではの定期配送やコールセンターなど充実したアフターサポートで、気軽に安心してお使いいただけます。